【ご報告】真言宗福岡教区での災害支援研修会

先月(10/19)に、真言宗福岡教区の僧侶の皆様の災害支援研修会の講師として、代表の飯田がお招きを受けました。
※ご報告が遅くなり失礼致しました。
報道などでご存知の方も多いかと思いますが、釜石や大槌町などで活躍するボランティアの中で「足湯」ボランティアがあります。
これを率先して行っているのが、真言宗の僧侶の皆さんです。

福岡教区の方々も、自主的にあちこちの被災地域へ個人的に入り、様々な活動を行っているとのことでした。
中でもショッキングだったのは、皆さんは身分を伏せて現地入りしている事実です。
僧侶という事に対する偏見があるので、身分を伏せないと活動に支障をきたすとの事でした。
とても悲しい事です。
その障害がある事で、多くの僧侶が悩まれていましたが、たとえ身分を伏せてでも、自分が出来る事は精一杯したい、という一心でまっすぐに向き合っていらっしゃる姿に、心を打たれました。

今回の研修会に参加して、ただ単純に震災の支援ということではなく、人としての生き方や、これからの日本の未来について、深く深く考えさせられるきっかけになったところです。

おまけですが、今回の研修会の冒頭は、やはり僧侶の方々の集まりだけあって、開会の挨拶後は「般若心経」の読経でスタート致しました。
参加された僧侶は約40名。私はパネリストとして呼ばれましたので…。
そうです。約40名の僧侶がこちら向きで座っていますので…、あとはご想像にお任せ致します(汗)
たとえ葬儀でも、40名の僧侶に読経いただく事などないですし、まして私はまだ生きていますので。とても貴重で有難い経験をさせていただきました。
改めまして、深く感謝申し上げます。

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