【ご報告】12月8日(木)「震災から学ぶシリーズ」第四回セミナー

大牟田市教育委員会の生涯学習課さん主催「震災から学ぶシリーズ」第四回の講師として、セミナーを開催させていただきました。

市民ネットの設立経緯から、現在の活動に至るまで、余すことなくお話させていただきました。
その中でも、一番みなさんが興味を示したのは、やはり特異的な組織体系でした。組織とは言えないこの団体、いったいなんなんだ!!?

私は素朴に考えます。
発想を逆転して、「じゃあ、組織ってそもそもなんなの?」
縦割、年功序列、実力主義…、形態は様々あれども、うまく機能していなければ、どんなに役職者が居ても、どんなに組織形態は完璧でも、それは組織とは言えないのではないかと…。

市民ネットは、設立当初は後者の組織形態でしたが、うまく機能しなかったので、思い切って代表以外の役職を無くしてしまったのですが、そのおかげで、
①意見が通りやすくなった(透明性の確保)
②誰でも積極的に関われるようになった(自主性の確保)
③役割が明確になった(責任の所在の明確化)
というメリットだらけの体制になったのです。

もちろん、プラスの要素だけでなくマイナスの要素も持っておりますが、そこは責任を担う「代表」だけ残していますので、活動するにあたってのメンバーのリスクは軽減されているという、画期的なスタイルです。
まぁ、代表はとても大変な立場ではありますが、メンバーが活発に活動する姿や、避難してこられた多くの方々の笑顔に支えられて、とてつもなく大きなやりがいを感じずにはいられません。
大変な事と同じ数だけ、喜びや学びも積み重ねている、そんな状況をしっかりと共有できたセミナーでした。

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