【ご報告】9/11前進支援の写真洗浄レポ
事務局村田です!!
更新がなかなかできておらず申し訳ありません。
さてレポートですが、
9月11日(日)に行われた、被災地前進支援の第1回写真洗浄の様子を、
ウォローズの八尋さんから文章を頂きましたので掲載いたします!!
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はじめまして。ウォローズ福岡の八尋と申します。
9月11日に城南市民センターで開催された写真洗浄ボランティアに参加してきました。
今回の写真洗浄は、宮城県女川町でNPOやボランティア団体に回収されたおよそ20万枚の写真の一部を福岡で洗浄し、ご本人の元に届けようという企画で、福岡被災地前進支援さんの多大なるご協力のもと開催されました。
当日は約100名近くのボランティアが参加し、配布されたアルバムから写真を剥し刷毛や歯ブラシできれいに泥を落とし、ナンバリングしてきれいなアルバムに整理していくという作業を行いました。
配られた写真はまだぐっしょりと濡れて、泥がついているものも多く、ほとんどが回収されたままの状態。
1枚でも多くご本人の元に返したい。そんな想いで1枚1枚を丁寧に洗浄していきました。
フィルムを剥す時に、まだ濡れている写真は画像も一緒に剥がれていってしまいます。
会場のあちらこちらで『ああっ!』と声が上がります。
子どもが生まれた時の写真、結婚式の写真、修学旅行の写真、友達とのスナップ…。
すべて持ち主の方の想い出が詰まった写真です。
改めて、普段通りの日常が津波に飲込まれてしまったことの残酷さを感じずにはいられませんでした。
復興とはなんだろう?
福岡にいると、震災に対する多くの人の関心が薄らいできたことを感じずにはいられません。
それが悪いという事ではなく、ただ、今までも被災地をはじめ全国各地で今回と同じような写真洗浄が行われてきましたが、多くの写真はご本人の元には返っていません。
それは、おそらく被災者された方の精神的な余裕がまだそこには至っていないからではないでしょうか?
その現実を知ろうとしなければ本当の意味での復興はやってこない気がします。
ウォローズ福岡という団体は、福岡でできる支援活動をこれまで続けてきました。
9月11日、ちょうど震災から半年となるこの日に写真洗浄に参加し、今回の震災が何をもたらしたのか、
そしてこれからは何をしていくべきなのか、それを再確認できたことは本当に貴重な経験だったと感じます。
今回の写真洗浄を開催していただいた福岡被災地前進支援さん、参加・ご協力いただいた沢山のみなさま
このような経験をさせていただいたことを本当に感謝しています。まだまだ写真洗浄は続きます。
今回参加できなかった方も、ぜひ次回参加してみてください!
これからも福岡から元気を届けるとともに、福岡も一緒に元気になっていけるそんな活動に取り組んで行きたいですね!
ウォローズ福岡
八尋さおり